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高齢者の父親がやっと車の運転を諦めてくれた日・その3

父が代車で畑に突っ込んで、その車は見事に廃車。

そこで諦めればいいものを、新車を買うという。



あと何年乗る気なの?しかも新車?

バカじゃない?

本気でそう思っていました。

父親、新車を買う


今回、畑に突っ込んで代車を廃車にしてしまいました。

その機に新車を買うことを決めてしまいました。


父が懇意にしている自動車屋さん曰く

センターラインを超えたりすると自動で教えてくれる装置が付いている車がある。
その話をしたら父は大変乗り気で、その車がほしいという。

自動車屋としても車を売ることは躊躇したが、長年の付き合いで父が言い出したら聞かない性格だと言うことは十分承知。

それにいきなり車を取り上げるとどんな行動に出るかわからないから、徐々にやめていく方向に話を持っていく。

そのように協力すると言ってくれた。

それも一理あると思い、家族としてはしぶしぶ承知。


新車は父が退院するタイミングにするらしい。

車が届くのは6月の中旬くらいになりそう。


このままずっと入院していたらいいのに。



父、新車を1週間でダメにする…


6月、父は隣県の病院に入院。

予定では2週間。

2週間は車に乗られたらどうしよう?と言う心配は不要。


退院したその足で自動車屋さんのところへ行き、新車を運転して帰って行った。

結局、車に乗っちゃうんだなーと半分諦めたくなる。




そんな毎日を過ごしているたら、父が今度は駐車場で脱輪したと言う。

はー、だから判断力も運動能力も劣ってきてる。

今回は脱輪程度でよかったわ。


そう思っていたら姉が「新車じゃなくて代車だったよ」と驚きの一言。

え!新車きてまだ1ヶ月どころか2週間もたってませんよ?


新車は姉も見ている。

父にしては珍しい可愛いペールグリーンの軽自動車だったらしい。

それが、脱輪した現場に行ってみたらどうみても代車。

どうみても先日届いた新車ではなかった。


あれ?

新車はどうした?

買ったはずだよね?

あの時みたあの新車はなんだったの?

もしかしてどこかにぶつけた?


えっと

新車きてからまだ2週間くらいなんだけど…



やっぱりどこかにぶつけた?


なんて思っていたら自動車屋さんが教えてくれた。


やっぱり新車をぶつけた。


自動車屋さんも父に車に乗って欲しくない。

だから車に乗らないようにするためにわざと修理していない。

「修理が難しい」と言い訳して車を諦めさせるようにしているそう。

私たちも「永遠になおさないでほしい」と思っている。



それより、新車を1週間程度でぶつけるなんて…

こんなことなら買わない方がよかったんじゃない?

勿体無いお金の使い方。


まあ、その車を修理したあとは名義を私に変更して私が乗ろうかな。



そして、事件は起きた!これで父は車の運転を諦めた


7月のある日、とうとう父が車の運転を諦めました!

これが決定事項となったようです。




ある日、姉の仕事先に警察から電話が入ります。


「父親が事故を起こした。

身柄を警察で預かっているので迎えにきてほしい」


ええ!!とうとう事故?

しかも警察の世話になる???


やっちまったか?と思っていたら

駐車している車に派手にぶつかって横転したと言う。


運転していたのは軽トラ。

その軽トラで車にぶつけて横転。

軽トラは当然のことながら廃車。


警察の世話になったことがよほどこたえたのか

「もう車は運転しない」といいだした。

「免許も返納する」と。


私たちが困っていたことも、ようやくここでひと段落しました。

何より人を跳ねなくてよかった。

それだけです。

駐車していた車にぶつかったと言うことだけど、中に人は乗っていなかったそう。

もし、駐車してる車でも中に人が乗っていたら大変なことになっていた。

兎にも角にも、車だけの被害で本当によかった。


長かった父の車の運転もこれで終息。





この半年間でどれだけ車をぶつけて、新車をダメにして車関連でどれだけお金を使ったことか…


これなら、さっさと免許を返納して姉の家の近くにアパートでも借りていた方がよほど安くすんでいたはず。


父は、今度はシニアカーを買うようです。

これなら文句はありません。


by カエレバ