高齢者の父親が車の運転を諦めてくれた日・その2【絶望感ハンパない】
免許を返納してくれと言っても聞かない父。
その父が車の運転を諦めるまで5ヶ月かかりました。
その5ヶ月の間に廃車にした台数は代車を合わせて3台。
家族の心配をよそに車を運転する父。
「事故らないといいけど」
と、言ってる矢先に事故を起こしました。
全て物損事故。
廃車にした台数は4台。
今回はその話です。
- 高齢者の父が廃車にした車その1・フェンスにぶつかる
- 高齢者の父が廃車にした車その2・畑に突っ込む
- もう1台所有の軽トラの存在を忘れていて驚愕した
- 高齢者の父が事故を起こした理由。その言い訳を聞いてさらに脱力
高齢者の父が廃車にした車その1・フェンスにぶつかる
廃車にした1台目の車はもともと乗っていた軽ワゴンです。
家の前のフェンスにぶつかりました。
30年3月の姉からのライン
「向かいのアパートのフェンスに車をぶつけたみたい
フェンスがぐちゃぐちゃ
慌てて走ったらしい轍もある」
父は、姉宅の向かいのアパートのフェンスにぶつけたようです。
フェンスでよかったよ…本当に
父が行っている病院は、姉宅の近くです。
病院に行った日は、たいてい姉宅に寄って行きます。
ただ、ここの車の置き場所が本当に出づらい上に、入りづらい。
父は、姉宅から帰るときにフェンスにぶつかったようです。
「ようです」と言うのは
姉が留守していたときに父はやってきたからです。
フェンスでよかったよ…
人がいなくてよかったよ…
この時から軽ワゴンではなく、代車の軽自動車になりました。
もともと「ボロい」と言われていた車です。
遅かれ早かれ廃車になる運命だったでしょう。
高齢者の父が廃車にした車その2・畑に突っ込む
次に廃車にした車は、フェンスにぶつけた軽ワゴンの代車です。
この車は誰もいない畑に突っ込んで廃車になりました。
姉とよく話していたのが3点
・事故を起こさないと車はやめないだろう
・人にぶつかっては困る
・誰もいない田んぼに突っ込んで、廃車になってほしい
そうしたら、見事に畑に突っ込んで事故を起こしてくれました。
30年5月の夜9時頃
姉のラインより
「事故を起こして畑に突っ込んだ
今から迎えに行ってくる」
「明日、私の代わりに近所の人に謝りに行ってきて」
「今回助けてくれたのが、あなたと仲よかった○ちゃんだから」
…田んぼじゃなくて畑ですか。
そうですか
畑も人がいなくて本当によかった。
事故を起こしたことも心配ですが
実は、私も姉も内心喜んでいました。
これで免許を返納してくれる
本気でそう思っていました。
次の日は半分心配、半分安堵の気持ちで近所に挨拶回りに行きました。
幼なじみの○ちゃんにも会って、お互いに再会を喜び合いました。
もう1台所有の軽トラの存在を忘れていて驚愕した
畑に突っ込み、そこを助けてくれた近所の人々。
その方々に謝罪とお礼をかねて、回っていました。
ところが、そこへ軽トラに乗っている父親の姿が!!
しまった…
軽トラの存在を忘れていた。
この時の私と姉の絶望感は半端ありませんでした。
今回、畑に突っ込んだ車は代車。
助けてくれた○ちゃん曰く「あれはもう廃車だね。もう乗れないよ」
代車とはいえ、それを壊したのか…
もうこれで車の運転はやめてほしい。
高齢者の父が事故を起こした理由。その言い訳を聞いてさらに脱力
なぜ父は事故を起こしたのでしょうか?
事故を起こしたことも聞きたいのですが、それよりなぜ夜9時に車を運転していたのか?
そこが一番の謎。
普段は夕方には家に帰ってテレビをみていると言うのに。
それを聞いてみたところ、かえってきた答えが下のもの。
・隣県の病院まで車を運転して行ってきた(約60キロの距離)
・専門の病院が隣県まで行かないとない
・近々そこへ入院する予定
・その病院にいくために前日は車の中で仮眠を取っていた
・今回の事故は寝不足から起きたもの
・寝不足でさえなかったら事故は起こさなかった
また頭がクラクラしてきた。
寝不足じゃなかったら事故を起こさないって、
それ当たり前だから。
しかも父は今回の事故はたまたま起こしただけで、自分は絶対事故なんて起こさない!と言い張る。
もう、いい加減にしてほしい。
人にいない畑に突っ込んだだけで済んだのが幸いだったと言うべきなのか…
私たちの苦悩はまだまだ続くのでした。
5ヶ月の苦しい日々はここで終わります。
説得するも聞く耳持たない父、その時私は…