母がおかしくなった形跡が手帳に残っていた!
母を病院まで送り迎えしてぐったりした1日。
妹の家でゆっくり休ませてもらって、私は自宅へかえってきました。
母は「病院に連れてって。じいさんが心配だから」を繰り返す。
あれこれ言ってなだめすかして結局病院には行ってない。
深夜近くになって高速を走って帰りました。
途中のSAで休憩。
そして究極のことに気がつきました。
母の荷物、持ってきちゃったわ…
すごいショック。
妹に連絡したら
「そんな荷物はいらないものばかり。
今度来るときに持ってきてくれたらいい」
あっそ。
宅急便で送り返そうかと思ったけど、そんなことしなくていいらしい。
そして、持ってきてしまったバッグの中をあさってみました。
その中にあった小さな手帳。
これをめくってみました。
2017年1月
この字は母の字です。
何が「休み」なのかはわからないけど
きっちり書いています。
2017年2月
ここも母の字です。
おかしなところはありません。
病院の日程も書いてあります。
2017年3月
最初はここはスルーしていました。
しかし、後から見返すこととなります。
2017年4月
ちょっとおかしな字になってきてます。
フリーダイヤルの数字はもう母の字ではありません。
4月のこの状態の字をみて3月を見ると
やはり3月からおかしくなっています。
2017年5月
この月からスケジュールは書いていません。
スケジュールというものは、前の月に書くものです。
3月の字がおかしいということは2月からおかしくなっていたのです。
地元の友達の話だと
「4月の寄り合いのとき、すでにおかしな状態だった」という。
だとしたら合点がいく。
実は2月から母はおかしくなり始めていたのでした。
それに気がつかずに過ごしていました。
話が噛み合わない時があっても、それは「年のせい?」だと思っていました。
もともと本人の性格もあるし。
4月に物損事故をした時どうしたんだろう?と思っていました。
父はこのときあたりから、母がおかしいと疑い始めていました。
妹は「うーん?」と思いながらお盆まで過ごしました。
そして9月の迷子事件。
もうこれは決定だわ。
でも私も妹もショックでした。
母はボケるだろうと覚悟していました。
でもそれは80歳を過ぎてからだと思っていたのです。
70代の半ばでボケるとは思いませんでした。
そして、ボケるなら父親だと思っていました。
父はすでに80歳を超えてますから。
その父は頭はしっかりしているけど、体がヨボヨボです。
この2人の体の状態が反対だったらよかったのに。