いつの間にかいなくなったピーターパン

ピーターパンがいなくなった。

 

私の中のピーターパン。


ある言葉で何かがプツンと切れた。

プツンと切れた私は、どこか虚ろな感じで。

あんなにおしゃべりしていた話題もあまり触れなくなった。

ネットで情報を探し出す事もしなくなった。どーでもよくなってしまった。


あれから２年半。



心から何かがポロッと落ちた気がした。
私が虚ろになった理由がわかり、一気に目の前が開けたような気がした。
そして心にまったく響かなかったことがやっとわかるようになった。

ここまで来れた。やっとここまで来れたんだ。


新しい世界が広がっていた。見慣れたはずの景色なのにそれはとても新しかった。

私のなかでずっといじけていたピーターパン。

 

彼はいなくなった代わりに大きなお土産を置いて行った。

ありがとう、そしてバイバイ、ピーターパン。