モノはある日突然、寿命を終える
モノは、ある日突然使えなくなります。
ついさっきまで普通に使っていたのに、それはそれは突然使えなくなるのです。
それはある日突然モテなくなるのと同じ。
それまでは男性からよく声をかけられたのに、
いきなり声をかけられなくなる。
こういうのって徐々になくなるってものではない。
本当に突然なの。
本当にびっくりするくらい突然。
今まで履いていたサンダル。
歩きやすくてとても重宝していました。
今だって現役で十分活躍できるんです。
だけど、ある日鏡に映った自分を見て愕然としました。
「え!
私どうしてこんなボロいサンダル履いてるの?」
いつもと同じサンダルです。
特におかしなところはないというのに。
だけど鏡に映った私はひどく貧相なんです。
お店で洋服を30分以上かけて選んでいるのに全然声をかけられない。
手の空いてる店員はいるのに。
もしかしたらサンダルの影響なのかな?
いつの間にか役目を終えてしまったようです。
次のステージへ行きたいと思っているのに
周りの人間が邪魔をするときがあります。
人間が相手ですと、なかなかスムーズに物事は運びません。
しかし、邪魔をするのがモノだったら?
モノなら自分で自由にすることできない?
次のステージへ上がれるというのに
邪魔をしているのが人間ではなくモノだとしたら?
そして、そのモノというのは誰でもない
過去の自分なのだ。
過去の自分がモノの姿をして、今の自分を苦しめているのだとしたら…
そうしたらさっさと捨てよう。
そして身軽になるのが一番です。