正月だからこそ考えた 親の家の片付け
盆・正月などで実家に帰ると気になるのが親の家。
色々なモノであふれかえっている。
戦後のモノのない時代を生きてきた人たちだから
モノを捨てるという意識はほとんどない。
また田舎の家だから広い。
広いから家のあちこちにモノを置ける。
色々言いたい事があっても言えないのが実情。
正月に帰って考えた。
昔は遺品整理というとゆっくり時間をかけてやることができた。
葬式や色々な手続きが終わって一息ついたころ、
親族がやってきて遺品整理を始めたものだった。
今や、限られた時間の中で慌ただしく終わらせるものになっている。
思い出に浸る余裕なんてない。
モノが多い家は大事な書類を探すことから始める事もある。
遺族にとって負担の大きな作業になってしまっているのが現状。
だから子どもとしては親の家を片付けたい。
そう言ってあれこれ捨てたら喧嘩になるのは目に見えている。
体力的な問題で片付けるのが大変になっている。
そこから歩み寄る事。
親にとって子どもからあれこれ言われるのは
「老い先が短い」と言われているようなもの。
そんなこと言われたら誰だって腹がたつ。
片付けろ!と言う前に、親の生活の変化に目を向けること。
そこから始まる。
ただね、転びやすくなってるから足下だけでも片付けさせてほしいわ。