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男を滅ぼすものと女を滅ぼすものの違い

綺麗にさっぱり別れるなんてことはいつの時代もできないし、年齢も関係ない。

 

 

 

 

恋愛関係のもつれから、大きな喧嘩に発展することがある。

 

それは時には事件にまでおよぶ。

 

付き合う時はとても簡単なのに、

 

別れる時はそれはそれはとてつもない時間と労力が伴う。

 

中学生のいじらしい付き合いから、大人になってからの恋愛。

 

そして不倫にいたるまで。

 

別れはいつだって突然だ。

 

片方は別れたい。

 

片方は付き合いたい。

 

双方の意見が食い違い、お互いにお互いの意見は受け入れられない。

 

「話し合えばわかる」なんて言葉、

 

別れ話にはいっさい通用しない。

 

 

 

 

 

 

今回の小説は

 

自分とはあまりにかけ離れている世界で起きた事件のように感じながらも

 

主人公の気持ちがわからないでもない。

 

むしろ親しさも感じてしまった。

 

 

 

 

岩井志麻子さんの本、「五月の独房にて」

 

5月の独房にて

 

 

常軌を逸している人というのはこんなものなのか?

 

 

今回の話は、ある女性が事件を起こし

 

刑務所に入れられるまでを回想で語られている。

 

読みながらどんどん主人公に感情移入してしまった。

 

 

「この人は周りから潰されてしまった人なのか?」

 

「はめられてしまった」

 

そう思いながら読んでいた。

 

あまりに立派な人生を歩んでいる。

 

なんて信頼の高い女性。

 

そんな彼女を妬んで表舞台からおろそうとする人間もいる。

 

 

華々しい人生からの転落。

 

そう思いながら読んでいた。

 

時には彼女に同情した。

 

 

 

しかしそれは全て彼女の脳内で補修された女性像だった。

 

 

 

 

女を利用する男はここまで卑劣なのか。

 

主人公にかかわるある一人の男性。

 

これが読んでいて虫酸が走るほど嫌な奴だった。

 

「欲が深い」「金に汚い」「女関係がだらしない」

 

などと言われる方がよほどまし。

 

この男を言い表すなら「卑劣」

 

 

 

決して自分の手は汚さない。

 

自分で責任を取らない。

 

甘い蜜だけをすう。

 

やばくなったらさっさと見捨てて逃げる。

 

 

 

この小説では、

 

「卑劣な男はこうやって女に近づき

 

女を利用するだけ利用して

 

最後に捨てる」という行程を見事に書いている。

 

その手腕に感心してしまう。

 

 

 

悲しい哉。

 

そんな男にかかってしまう女もいるのだ。

 

 

 

女をほろぼすのは嫉妬と妄想

 

男を滅ぼすのは欲望や怒り。

 

 

この小説のサブタイトル。

 

まさしくその通りだ。

 

 

女っていう生き物は妄想が妄想をよんで

 

次々と妄想をふくらませていく。

 

そして変な嫉妬心をメラメラと燃やしてしまう。

 

 

それがよくわかる1冊だった。